旦那が高利貸しから多額な借金をしてしまった!妻はどうすればいい?

夫が借金を抱えて返済に困ったとき、妻にはどのような影響があるのかこのことについて考えてみましょう。

一言で言ってしまえば、夫の借金に対しては妻が保証人になっていない限り返済義務はないといえます。しかし、夫の借金といっても色々な場合が考えられますので、妻のとるべき行動についてもも簡単には言えません。

まず、夫が妻に内緒で自分勝手な理由の借金をしたとしたら、この場合には妻の側がよほど強い意志で一緒に返していこうというのでなければ、離婚ということも考える必要があります。もし、夫がはじめから返済する意思がなかったような場合にはなおさらです。

別の場合として、夫が借金を抱えたままで死亡した場合、妻が家などの財産を夫から相続した場合には、妻が借金も相続することになります。相続財産より借金の方が大きい場合には相続を放棄することが賢明でしょう。

もし、妻の側に強い意志があって、その借金を夫と一緒に返済あるいは整理していこうというのであれば話は違います。

この場合は、借手である夫の取るべき手段を夫と一緒に考えるしかありません。

金融業者が、夫の借金取立のために家に押しかけたり、家の周りに張り紙をしたりすることで、家族への嫌がらせに及ぶような場面を、テレビのドラマなどではよく見かけます。また実際に、そのような話を耳にすることがときにはあります。

しかしこのような行為は、今日では貸金業法によって規制されています。たとえば、正当な理由も無く夜の9時から朝の8時までの時間帯に借り手の家を訪問したり、電話をしたりファクシミリを送付することは禁止されています。また、借手の家を訪問して退去するように求められて退去しないことも禁止されています。

それから、張り紙や立て看板で、個人の借金などの私生活を他者に知らせるような行為も禁止されています。

暴力的な行為や脅迫的なやり方で取り立てが行われたときには、すぐに最寄りの警察に通報するべきです。

また、どうしても返済が困難なときには債務の整理が必要になります。
※参考サイト(http://sarakinuesr.com/

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