借金の名義貸しで、お金になる。美味しい話の裏の恐ろしい手口!

社会経験の十分でない人たちを狙って、カードローンの名義を貸すだけでお金がもらえるというアルバイトを持ちかける詐欺行為の手口がが存在します。

これは、少し社会経験のある人ならすぐにわかるような単純なやり方です。自分の名義で他人のために借金のカードを作ればその返済義務が自分にかかることぐらいはすぐに気がついてもよさそうなものですが、やはりすぐに現金を渡されて、何もしないで現金を手に入れることができれば自分がよほど利口な人間に思えてくるものです。

特に若いうちにはほかの人間が気づかない簡単な金儲けの手段を得たと思った時にはつい舞い上がってしまうものです。人をだます時には相手を得意にさせるのが早道なのでしょう。

それはともかく、何も知らずに他人の借金の借金を背負わされるのですからこんな危険な話も珍しといえます。

しかしこのような手口のもう一つの問題点はこのような名義貸しによる詐欺をおこなっている者の多くが多重債務者であるといわれていることです。借金に苦しんだ者が他人の単純な欲に付け込んで、相手も借金苦の世界に引きずり込むわけですから、何か陰惨なものさえ感じます。

しかも相手は多少欲張りなだけの単純な未熟な人間なわけですから。それでもやはり何かうまい話を持ちかけられた場合相手がどんな得をするかについては逆に単純に考えればすぐにわかるはずです。

つまりこういうことです。相手は人の名前でカード作る。それならそのカードで金を引き出せる。そこで返済するのはカードに名が載っている者、すなわち名義を貸した者ということです。後から考えると詐欺と云う程のことも無いほどの単純な手口と言えるでしょう。

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